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2010年5月16日

中島岳志さん招き自治労大阪が「大阪希望館」テーマにシンポジウム-5月22日(土)

Filed under: お知らせ,スタッフBlog — 事務局 @ 12:59 PM

既に予告していましたように、支援組織の一つである自治労大阪が地方自治研究集会の分科会で、北海道大学の中島岳志さんを招き「大阪希望館」をメインテーマにシンポジウムを開催します。中島さんは、貧困問題に積極的に発言と行動を行っておられ、「大阪希望館」呼びかけ人にもなっていただいています。また、シンポジウムでは沖野事務局次長が希望館の取り組みの経過と意義について講演するとともに、利用者代表の方にも当事者として参加・発言いただきます。

日時 2010年5月22日(土)午前10:00〜午後3:30

場所 PLP会館(地下鉄堺筋線「扇町」駅下車)

http://plp-kaikan.net/

内容 記念講演「脱『貧困』への見取り図をどう描くか」

北海道大学准教授 中島岳志さん

   報告講演①「誰も社会からこぼれ落とさないために-大阪希望館の挑戦」

       大阪希望館事務局次長 沖野充彦さん・利用者代表の皆さん

   《昼食休憩の後、障害者の地域生活についての問題提起も交え相互討論》

※参加希望の方は、自治労大阪政策局まで(担当:山口・松田、℡03-6242-2233)

 

以上

支援必要とする人に「希望館」の存在伝えたい-利用者の声vol.1

Filed under: お知らせ,スタッフBlog — 事務局 @ 11:48 AM

「大阪希望館だより」創刊号に設立当時の利用者で、今は生活保護を受給しながら病気治療と自立に向けた準備に取り組んでいる原田憲次さん(仮名)が「利用者の声」を寄せておられます。当事者の貴重な声ですので、ご本人の了解を得て、ブログにも掲載させていただきます。

今後、こうした利用者の皆さんの声も、できる限りこのブログで伝えていきたいと思います。

 

支援必要とする人に「希望館」の存在伝えたい

原田憲次(仮名)

 私は、派遣社員として、滋賀県で働いていました。派遣先で正規雇用をすると云われて、でも今住んでいる所は、派遣先が借りてる所で、出ていくか、そこを個人で借りなければならなくて、個人で借りると、最初にまとまった金額が必要で、自分にはそのお金を用意することができない為、辞めるしかなかった。

 そして大阪に出てきて、最初は少しのお金があったので、ホテルとか泊っていたけど職がみつからなくて、そのお金もなくなり、公園でぼうっとして、2日間野宿をする事になり、その2日間は、絶望と生きていく望みを失い、なにも考えることが出来ない状態でした。

 でも昼間に公園の広場を見ていて、人が遊んだり散歩したり、笑い声を聞いた時、ふっと思いました。こんな事では、いけないと、最後の力を振り絞って、近くの交番に行き相談をしました。今考えたら警察に行っても、犯罪を犯した訳でもないのに、その時は夢中だったんで、わらにもすがる思いで駆け込みました。交番で、西成にいけばいくらでも仕事があるから、行ってみたらどうだと云われて、西成へ行きました、でも、西成にいっても、どうしていいかわからず、途方にくれていた時に、通りかかった青年に、NPO釜ヶ崎支援機構に相談に行くようにいわれ、夜だったから明日行こうと思いました、その日は路上で一夜を過ごしました。

 翌朝、釜ヶ崎支援機構を訪ね、職員に案内されて支援員の方と会う事ができました、相談の結果4日間宿所を提供してもらい、大阪希望館へ入所する事ができました。支援居室へ住民票を移して、雇用保険の受給申請をするとともに、職業訓練の申し込みをしました、職業訓練が始まるまでの間、淀川清掃作業をしながら、体調を整えました。

 職業訓練を行っている間に、西成に住むところを決め、現在体の治療をしながら、生活保護をもらっています。

 自分はこうして相談できる場所にたどり着けたけど、まだまだ世の中には、そこまでにたどり着いていない人が、たくさんいると思います。そのためこういう支援、または相談できる所があるということを、世の中の人に知ってもらいたい。そのためには、自分たちが、支援集会で、体験したことを、発表して多くの来場の方に訴えて、行きたいと思います。

 もうひとつ、伝えたい事があります、途方にくれている時に、通りかかった青年に声をかけられた様に、自分もそのように、声をかけて行こうと思います。