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2010年3月15日

あんがいおまる一座「大阪希望館」公演迫る!!

Filed under: お知らせ,スタッフBlog,未分類 — 事務局 @ 5:29 PM

 あんがいおまる一座とごくらくとんぼ一座の皆さんによる合同公演「大阪希望館」が近く上演されます。これに際しまして、あんがいおまるさんから「大阪希望館」利用者の皆さんを無料で招待していただくとともに、「大阪希望館」が斡旋させていただいたチケット販売代金(約15万円)の全額を「大阪希望館」運営資金に寄付していただきました。

 あんがいおまる一座の皆さんには「大阪希望館」設立段階からご支援いただいており、昨年7月の設立記念集会にもボランティアで演劇版「大阪希望館」のダイジェストを演じていただきました。

 また、あんがいおまるさんは難波利三さんの小説「大阪希望館」の演劇を通じて平和の大切さを訴えていきたいと仰っています。2007年、格差と貧困の拡大の中で、赤木智弘さんの語った「希望は戦争」と言う言葉が社会に衝撃を与えました。現在も貧困問題は深刻な実態にあり赤木さんの言葉を軽々に批判できない社会状況は続いていますが、若者にとって希望が戦争であってはならないのも真実です。ささやかではありますが、「大阪希望館」を介した私たちの交流が「希望は平和」というムーブメントにつながっていけばと思います。

 今回のあんがいおまる一座の皆さんのご好意に心からお礼申し上げるとともに、合同公演「大阪希望館」のご成功を私たち「大阪希望館」としてもお祈りします。

【「大阪希望館」公演日程とチケット購入について】

  • 公演日時 4月10日(土)PM6:00〜/11日(日)PM1:00〜
  • 公演会場 ワッハホール(大阪市中央区難波千日前12-7・℡06-6631-0884)
  • 入場料  前売3,000円 当日3,500円 子ども1,500円(前売・当日とも)
  • チケット申し込み チケット専用フリーダイアル0120-334-139
  • 大阪希望館公演チラシはこちらをクリック

2010年3月4日

中島岳志さん招き「希望館」テーマにシンポジウムが開催されます

Filed under: お知らせ,スタッフBlog,未分類 — 事務局 @ 10:13 AM

自治研チーム見学先日、自治労大阪府本部の皆さんが5月に開催される「地方自治研究集会」の打ち合わせを兼ねて「大阪希望館」を訪問されました。自治労大阪府本部の皆さんは連合大阪を通じて「大阪希望館」を支援してくださっています。

自治労大阪府本部が5月22日に開催する「地方自治研究集会」の分科会のひとつとして「大阪希望館」の取り組みを中心に現代の貧困問題とその克服に向けた課題を考える講演・シンポジウムを開催されるそうです。

この講演・シンポジウムには、ホームレス支援活動にも積極的に参加し貧困問題にも積極的に発言されており、また「大阪希望館」の呼びかけ人でもある中島岳志さん(北海道大学准教授)が参加されるそうです。また、「大阪希望館」からも沖野事務局次長による活動報告やOBからの発言なども行なう予定です。

自治労の皆さんによると「地方自治研究集会」には組合員だけでなく、市民の皆さんにも広く参加を呼びかけたいとのことですので、「大阪希望館」を応援してくださっている皆さんの積極的な参加をお願いします。なお、詳しい開催要項や参加申し込み方法は改めて教えていただけるそうなので、後日改めてお知らせします。

2010年2月16日

「人間ばんざい」―難波利三講演会が開催されました

Filed under: お知らせ,スタッフBlog — 事務局 @ 11:03 AM

難波講演会・講師2月12日、直木賞作家で「大阪希望館」名誉館長の難波利三さんの講演会がエル・おおさか内の「エル・シアター」で開催されました。主催は(社)大阪労働者福祉協議会など。多くの聴衆が来場され、開場時間を15分繰上げ5時45分に開場。800席ある会場は満席で、立ち見の方もいらっしゃった。

講演は、まず大阪文化のお話から始まりました。難波さんは大阪が誇る文化として「自由闊達な気風」「大阪弁の美しさ」「食文化の発達」の3つを挙げられ、それぞれ楽しいエピソードを交えて解説された後、「大阪はこの3つが健在なうちは大丈夫。まちの発展は間違いない」と太鼓判を押されました。

続いてお話は往時の“てんのじ村”の風情や芸人さんたちとの交流に移りました。大阪に住みながら大阪の舞台には立てず、西日本の各地に「余興」の巡業に生きる芸人さんたちの貧しい生活ぶり、それでも捨てられない芸人としての「誇り」、その誇りを傷つけずに支え合う芸人仲間の「互助精神」。難波さんは、一見拙く面白みのない芸に生きるてんのじ村の芸人の中に潜むこうした輝きを発見され、それを直木賞受賞作となった「てんのじ村」に描かれたのでした。「すべての人に与えられている大切なもの、それは『出会い』です。しかし、『出会い』を宝物にできるか、通りすがりの石ころで終わらせるかは本人の心がけ次第です。向上心を持って前向きに生きている人は『出会い』を宝物にすることができると思います」と。

講演の後段は「大阪希望館」にまつわるお話でした。新聞記者の紹介で「大阪希望館」のモデルである「梅田厚生館」初代館長の五十嵐兼次さんに取材されたお話し、わたしたちの仕事と住まいをなくした人の支援運動に「大阪希望館」の名を使いたのとの依頼を快諾してくださったお話し、そして何より圧巻だったのは難波さんご自身がお若い頃にご苦労された体験談でした。「20年間封印してきた」と仰った不遇な時代のお話は重く、貧しさそのものよりも人や世間の冷たい視線や仕打ちがいかに人を傷つけるかを改めて知る思いがしました。

最後に難波さんは「本当にすばらしい人と言うのは、地位や財産ではありません。人の痛みのわかる人です。『大阪希望館』の運動は人の痛みを自分の痛みとして困難に直面している人たちを応援するものです。どうか皆さんのご支援をお願いします」と「大阪希望館」への支援を呼びかけてくださいました。

なお、当日会場で「大阪希望館」への支援カンパをお願いしたところ、ご来場の皆さまから総額102,128円ものご寄付をいただきました。ご支援、ご協力に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

難波講演会・聴衆

2009年12月18日

舞台「大阪希望館」-あんがいおまるさんにインタヴュー

Filed under: お知らせ,スタッフBlog — 事務局 @ 1:04 PM

まるさんHP用 あんがいおまる一座を率いるまるさんとの出会いは、仕事と住まいをなくした人の支援センター「大阪希望館」設立記念集会。舞台「大阪希望館」のダイジェストをボランティアで演じてくださいました。その「大阪希望館」が来年4月に上演されます。公演に向けて「市民参加型」劇団の稽古もスタート。稽古場である港区弁天町にある「石炭倉庫」にあんがいおまるさんをお訪ねし、お話しを伺いました。

-「大阪希望館」はあんがいおまる一座のいわば「おはこ」となっていますね。

 12年前の初演から80回以上演じてきました。私の参加していた異業種交流会で「お芝居をしたいね」という話になったのがきっかけで、松竹の映画監督だった故・田中徳三さんに演出をしていただきました。10年目に原作の難波利三先生に演出をしていただき、一応の区切りにしたのですが、夏になるとやりたくなる作品で、2回前からミュージカル形式を取り入れて来年の公演で3回目です。

-まるさんが「大阪希望館」の舞台に込める思いは?

 やはり平和。戦争はダメ、という思いを伝えたい。一人の浮浪者の役を演じた40代の女性がいて、彼女のせりふは「戦争はいやや!」というたった一言だけだったのですが、彼女はそのせりふを家で何回も何回も練習しているうちに、本気で「戦争はいやや」と思うようになったというのです。そのときの舞台では彼女の演技が光っていました。平和を訴える手段は多様でそれぞれのやり方で取り組めばいいと思いますが、私は舞台を作ることで訴えていきたいと思っています。

-「大阪希望館」は出演者を募集して、素人の方も出演されます。

 もともと誰でも参加できる「ごくらくとんぼ一座」という市民劇団のお芝居として出発しました。大阪弁のお芝居だし、どなたでも参加していただいています。重い身体障害のある女性にも出演していただきました。彼女の話す言葉を私は聞き取れなかった。ところが「どんな役でもやるな?」と聞いたら彼女「いやや」と言ったんです。そこで彼女のせりふは「いやや」にしました。私にもはっきり聞き取れたから。素敵でしたよ。彼女は来年の公演にも久しぶりに出てくれる予定です。知的障害のある青年はご家族に大切にされて、大人なのに幼児言葉でした。でも舞台ではそれは認められません。「ちゃんと発音できないならそのせりふは削ります」と言うと、練習してちゃんと言えるようになりました。舞台では一般社会と違って上下の関係はありません。社長も障害者も同じです。ただし、本気じゃないとダメ。本気でやるから面白いし、何かを得ることができると思います。

-4月の公演に向けての稽古もスタートされたようですね。

 歌の練習からスタートしたばかりです。でも、まだまだ出演者も募集中です。今回は旭堂南陵師匠も悪徳医師という悪役で出演してくださいます。お芝居を観に来ていただきたいのはもちろんですが、出来れば「役者」として参加していただきたい。「大阪希望館」は舞台を作っていく過程が大切な作品です。「戦争」を学び、仲間と出会う。私はあまり好きな言葉ではないが、「自分探し」にもつながります。一度は挑戦してみる価値があると思います。

-ありがとうございました。4月の舞台を楽しみにしています。これからも私たちの「大阪希望館」への応援もよろしくお願いします。

「大阪希望館」公演情報

  • ワッハホール(なんば)

2010年4月10日(土)午後6:00開演

      11日(日)午後1:00開演

前売3,000円・当日3,500円

  • 石炭倉庫(弁天町)

2010年4月3日(土)午後2:00開演

      4日(日)午前11:00開演

                 午後3:30開演

前売2,300円・当日2,800円

●チケット専用フリーダイアル  0120-334-139●

写真_希望館HP用

2009年12月7日

難波利三・大阪希望館名誉館長講演会のお知らせ

Filed under: お知らせ — 事務局 @ 11:13 AM

このたび、社団法人大阪労働者福祉協議会、財団法人大阪労働協会・大阪市地域労福協・近畿勤労者互助会の共催、近畿労金・全労済の後援にて、私たち大阪希望館事業を名誉館長として、ご支援いただいている難波利三先生にご講演いただくこととなりました。

 先生は、上方文化・上方芸能の話では、右にでるものがないといわれている方ですが、当日は人生の素晴らしさや生きる喜び等お話いただく予定で、また、「大阪希望館」についても触れていただく予定としています。

 大阪の多くの皆様にも大阪希望館事業について、ごくごく自然体で知っていただける絶好の機会だと思っております。ぜひ、ご参加いただきますようにお願いいたします。

難波利三講演会(直木賞作家・大阪希望館名誉館長)

開催日時 2010年2月12日(金)18:30開演 

会 場 エル・おおさか(京阪・地下鉄谷町線「天満橋」下車、西へ徒歩5分)

テ-マ 「人間ばんざい」

定 員  800名

参加費等 参加無料

なお、申し込み方法は、下記の「お申し込み先」に「往復はがき」またはFAXにて氏名・住所・年齢・電話番号「難波利三講演会希望」と明記の上、2010年1月31日までにお申し込みください。先着順で入場整理券を送付します。

お申し込み先:(社)大阪労働者福祉協会〔〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14/FAX 06-6943-5347〕

主 催  大阪労福協 大阪労働協会 大阪市地域労福協 近畿勤労者互助会

後 援  近畿労働金庫大阪地区統括本部  全労済大阪府本部

ポスターはここをクリックしてください

 

2009年11月30日

「思いやりのまち」大阪を創ろう!!市民フォーラムを開催しました。

Filed under: お知らせ,スタッフBlog — 事務局 @ 11:31 AM

大阪希望館支援集会 

11月28日(土)、午後1:30からカトリック教会マリア大聖堂(玉造教会)において「『思いやりのまち』大阪を創ろう!!市民フォーラム-大阪希望館支援フォーラム-」を開催しました。宗教者の皆さんをはじめ322人の方に参加をいただきました。

 フォーラムの開会にあたり、実行委員長の林和則神父(カトリック大阪教区社会活動センター・シナピス センター長)が挨拶に立ち、「私の属するカトリック教会には東南アジアや南米の国々などから来られた多くの外国人の信徒の方が在籍しています。その方々から『日本の中で大阪が一番住みやすい』という声をよく耳にします。それは大阪が社会的弱者に優しいまちだからだと思います。このフォーラムを通して大阪の持つ『思いやり』の心を生かす『大阪希望館』の運動を大阪のまちに暮らす人たちに広げていきましょう」と訴えられました。

 第1部は廣畑涙嘉(ひろはた・るか)牧師によるトーク&ライブ「明日はきっと訪れる-『痛み』を抱えて生きているすべての若者たちへ-」。廣畑さんはすばらしいシャンソンの歌声とともに、「性同一性障害」という個性に悩み、死を考えた日々を経て、「差別とはキリスト教でいう原罪のようなもの。誰も差別してしまう心から逃れられない。だからマザーテレサは愛しなさい、傷つくまで愛しなさいと仰った」と差別を愛によって乗り越えた経験を語られました。

 第2部の「大阪希望館」の現状紹介では、大阪希望館利用者やその後自立した皆さん7人も発言。それぞれの現況とともに「希望館ようなところがあることを知らずに苦しんでいる人がまだたくさんいる。その人たちにも支援の手が届くように取り組みを広げて欲しい」と訴えました。

 第3部のパネルセッション「『思いやり』社会の実現に向けて」では、引きこもり30年から脱出した経験を持つ鈴木友宏さん、西成高校教諭の近藤美登志さん、浄土宗應典院主幹の山口洋典さん、天理大学おやさと研究所教授の金子昭さんの4名のパネラーが討論しました。このパネルセッションの詳しい内容については後日お知らせします。

 最後に、大阪希望館名誉館長の難波利三氏からこのフォーラムに寄せていただいたメッセージをご紹介します。

大阪希望館 支援集会に寄せて

大阪希望館名誉館長 難波利三

 人生に躓(つまず)き、絶望の淵に立たされた人に、そっと手を差し延べる。今、手を差し延べている人が、逆の立場にならないとも限りません。

 そうですお互い様なのです。人は一人では生きられません。人は人によって、お互いに生かされているのです。だから卑下(ひげ)する必要はありません。見下す理由もありません。

 お互いの命を大切にして、生きる喜びを分かち合う。その強い思いが、大阪希望館活動の源(みなもと)だと確信しています。厳しい状況の中、共に手を携(たずさ)えて前進しましょう。

 

 

2009年10月28日

イベントのチラシできました

Filed under: お知らせ,スタッフBlog — 事務局 @ 4:44 PM

「思いやりのまち」大阪を創ろう!! 市民フォーラム −大阪希望館支援集会−

ぜひご参加ください!!

  • 日 時  2009年11月28日(土) 13:00開場 13:30開会(17:00終了)
  • 場 所  カトリック大阪カテドラル聖マリア大聖堂(玉造教会)

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2009年10月19日

ホームページをフルオープンしました

Filed under: お知らせ,スタッフBlog — 事務局 @ 2:03 PM

本日より、「大阪希望館」のホームページをフルオープンしました。支援者の皆様には大変お待たせいたしました。この「スタッフブログ」についても頑張って更新していきますので、よろしくお願いします。

最初にイベントのお知らせです。

「思いやりのまち」大阪を創ろう!! 市民フォーラム −大阪希望館支援集会−

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